スポーツ

松木安太郎研究家 「1人足りないほうがいい」発言の真意は

後半0分:サッカーって不思議でね、10人になったチームのほうがうまくスペース使えたりするんで、どっちがいいかわからないですよ。

後半4分:ボールの裁きが早くなったよね、日本ね。1人少ないせいかね、積極的にみんなが動いたり、もらう動きが増えてるんだと思うんですよね。だからわかんないよ、これ。

後半10分:(1人少なくなったことで)カウンター狙いのやり方になって、むしろ日本とすりゃあねえ、スムーズにやっぱり攻めれる分ね、チャンスも作れるかもしれないやね。

後半11分:1人少なくなったほうが仕掛けも早いし、動き出しも早くなってるから、決して悪くないですよ、チャンス作れますよ。

後半15分:向こうもね、かなり来れなくなってきてますからね。しかも日本が1人少ないんでね、やみくもに攻められないのもあるんでしょうけどね。

後半15分:(カータルに)動いて(ボールを)もらう選手が少なくなってきました。やっぱり、1人多いということでね、何かラクしちゃいたいんでしょうね。

後半18分:(日本は)これだけね、ある程度早く引くんで、スペースがないですからね、相手にもね。なんか日本は10人になって良くなったよね!

 18分のあいだに7回も、“1人少ない利点”を話した。松木氏のイメージから、無理矢理ポジティブに「日本は10人になって良くなったよね!」と切り替えたと感じた視聴者もいるかもしれない。

 しかし、前半の松木氏は日本の攻撃に満足せず、「早めの仕掛け」「早めの動き出し」を望んでいたことを忘れてはならない。

 主な言葉を挙げるだけでも、2分「早めの仕掛けは今日見たいね」、27分「回しているだけじゃなくて、どっかで仕掛けてほしいんだよね」、28分「先程も言いました仕掛けを早くしていくのも大事」、29分「相手が引く前に攻めるのも大事」、31分「長い距離走った選手をどんどん使ってあげることが大事」、34分「サイドからどんどんどんどんね、クロス上げていいですよ、それで止めることはない!」など何度も指摘していた。

 このような改善点を述べていた松木氏は、退場という悪夢が起こった後、今までの経験値から「逆に1人足りないほうが、早めの仕掛けや動き出しをできる」と考えたのではないか。

関連キーワード

関連記事

トピックス

10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン