東出昌大(32才)と唐田えりか(22才)の不倫騒動では、唐田がインスタグラムで交際をアピールするかのような“匂わせ写真”をアップしていたことも、火に油を注いだとされている。
不倫した挙げ句それをSNSで拡散しようとする「匂わせ女」は相対する、理解できない存在かと思いきや、そうでもないという。こうした“匂わせ”に端を発するわずかな情報から対象物を“特定”する、探偵のようなネット住民がいる。ネット掲示板「既婚女性板」の住人で、通称「鬼女(きじょ)」と呼ばれる。20代の鬼女はこう語る。
「匂わせ女って自分のことを勝ち組と思っているかもしれないけれど、ネットでしか自慢できない人たちなんですよね。つまり、自分の存在意義をネットで確認している、私たち鬼女と同じだってこと。
ただ、私たちはそれを自覚してやってますが、匂わせ女はバレても気づいていなかったふりをして“匂わせるつもりなんてなかった”と言うのも腹が立つ。本当に匂わせたくないんだったら、SNSをやめればいいんです。だけど彼女たち、絶対にやめないんですよね」
確かに、叩かれたくないならば、匂いのもとを断てばいい。叩かれるとわかっていながら、そして秘密にしておいた方がいいとわかっていながら、なぜ女性は匂わせたくなってしまうのだろうか。
精神科医の片田珠美さんが解説する。
「女性はどんな男性に選ばれるかで、自分の“付加価値”が変わってきます。素敵な男性に選ばれれば、その人自身が変化していなくても“あの人に選ばれるくらい素敵なんだ”と他者からの見る目が変わる。だから女性は、いい男は自分のものとアピールしたくなってしまう。
一方の男性は、つきあう女性で自分のステータスが変わることはそれほど多くない。だから、匂わせをするのは女性が多いのだと思います」
普通の主婦でありながら、ツイッターのフォロワー数は17万人を超える深爪さんによれば、「匂わせ女」は、【自己顕示型】、【牽制・威嚇型】、【ド変態型】の3つのタイプに分類できるという。深爪さんに3つのタイプをそれぞれ解説してもらった。
【自己顕示型】
「社会的地位の高い人や有名人と交友関係のある女性に多い。他人にうらやましがられることをモチベーションにして生きているが、自分からはあからさまに自慢したがらず、だからこそ匂わせる。潜在的にコンプレックスがあって自分に自信がないから、すごい人とつながっていることをアピールするのでしょう」