【牽制・威嚇型】
「ライバルへの牽制や威嚇が目的のこのタイプは、モテ男の不倫相手や浮気相手に多い。自己顕示型とは違い、このタイプは不特定多数の人間からうらやましがられることを目的としておらず、ピンポイントにライバルに対して優越感を得る。彼氏の家のベッドの下にアクセサリーをわざと落とすのもこのタイプ」
【ド変態型】
「不倫など“ワケありの恋”で頭の中がお花畑状態になっている女性に多い。自己顕示欲が強いわけでも、牽制したいわけでもなく、衆人環視の中で縦読みを投稿することで興奮し、恋愛が盛り上がる“ド変態”。ある意味、とてもピュアで正直なタイプ」
“匂わせたい”という欲望は、人間だけのものなのか。動物行動学者の竹内久美子さんが解説する。
「“匂わせ”という言葉を“自分の存在を主張する”と言い換えるならば、オスが縄張りを示すマーキング行為が当てはまるでしょう。しかし、匂わせ女の生理的行動を動物に当てはめるとなると、少し難しいかもしれません。動物の世界での同性同士の争いはもっと過酷で過激なものが多い。
例えばイエスズメ。鳥類は9割が一夫一妻制ですが、イエスズメは一夫二妻になる時がある。つまり、“本妻”と“愛人”がいる状態。しかもオスは基本的に本妻の子を世話して、愛人との子はほったらかし。もちろん愛人はじっとがまんするわけもなく、本妻のヒナを攻撃し、殺してしまうことすらあります。するとオスは愛人の子の世話をしてくれるようになる。つまり、イエスズメのオスは、子育てをしてくれる存在だから、メスが取り合うようになるんです」
人間の世界では、いくら相手が憎くても本人やその子供たちに手をかけることは御法度だ。しかしやっぱり相手は憎い、その気持ちが「匂わせ」行為を誘発するのかもしれない。
※女性セブン2020年2月27日号