「一見の客にはなかなか回らず、こうしたチケットをさばく権利を持っている関係者がいます。大阪場所の桝席などの権利を15日間通しで10桝以上持っている元親方は、茶屋から1桝8万円ほどで購入したものを知人らに12万円でさばいていたという。
15日分ですから数百万の荒稼ぎということになるが、元親方はそのカネをすでに借金返済に回してしまったと聞きます。協会と茶屋が返金しても、元親方の懐に入った分が返せなければ購入者への払い戻しができなくなる。複雑な流れがあるだけに、こういう話はごろごろ転がっている」(同前)
※週刊ポスト2020年3月20日号