同じく10代の女子大生Bさんは、登場する女性たちの葛藤に一部共感する面がありつつも、どうしても違和感は残ったという。
「青春時代の甘酸っぱい恋愛や承認欲求は、たしかに理解できるところもありました。ただ『仕事と結婚』や『仕事と子育て』を両立することが強調されるシーンは、正直疑問があった。自分は大学生ですが、もし社会に出て、このような『とにかく輝く女性は正義』という価値観の上司がたくさんいたらと思うと正直キツイです。『輝く』方法は人それぞれだし、そこにハイブランドのファッションや、フォロワー数や、社会的ステイタスは関係ないと思う」(Bさん)
『FOLLOWERS』は多くの世代の女性たちをターゲットにしているからこそ、登場する女性たちの価値観の捉え方も賛否を呼ぶ。共感だけではなく、あえて違和感を喚起するような描き方が、逆にハマる女性たちを増やしている側面もあるのかもしれない。