盛り上がるスポーツ中継にはアナウンサーの“名実況”がつきものだが、その逆もあるようだ。“迷実況”でにわかに話題になってしまったのが、フジテレビの上中勇樹アナ(26・2016年入社)だ。
7月4日、CS放送「フジテレビONE」で放送されたプロ野球のヤクルト対横浜DeNAで、実況を担当する上中アナは「二塁に送って、一塁へ送球。ダブルアウト!!」と勢い余ると、横に控える解説の大矢明彦氏が「ダブルプレイですね」と言い直す──そんな掛け合いが繰り広げられた。
3ボール1ストライクの場面での空振りに、「これは空振りの三振!!」と言い放つ上中アナだが、「いや、まだまだ」と大矢氏に窘められて「失礼しました。3ボール2ストライクです」と訂正。
その後も2アウト一、三塁の局面で、
「この場面での最高の形となるのはやはりゲッツーということになるんでしょうか」
そう興奮気味に大矢氏に尋ねて、「いや、もう2アウトなのでバッターを打ち取ればそれで終わりなんですよね」と冷静に返される一幕も。