実は、ジャニーズとMIYAVIのコラボレーションは今に始まったわけではない。MIYAVIのファンで、ジャニーズにも詳しい女性Bさん(40代)は、その“コラボ履歴”についてこう語る。
「今回トラジャとのコラボで注目されていますが、じつはMIYAVIはジャニーズに何度も楽曲提供しています。山P(山下智久)には2013年に『Stand Alone』、SMAPには2014年に『Top Of The World』、2015年に『Otherside』を提供しています。楽曲提供ではないですが、テレビではKAT-TUNとコラボも披露しています。
特に私が一番好きなMIYAVIとジャニーズのコラボ楽曲が、2018年にKis-My-Ft2に提供した『FREEZE』です。彼らの後輩で親交の深いSnow Manは、デビュー前のジュニア時代、コンサートでこの楽曲をカバーしていました。本家のキスマイバージョンはオトナの色気がありますが、Snow Manは得意なアクロバットを生かしたバージョンでとてもカッコイイ。
個人的には、MIYAVIには今後、デビュー曲をYOSHIKIさんが楽曲提供したSixTONESにも楽曲提供してほしいです。SixTONESの曲は洋楽調のものが多いので、MIYAVIの作る曲の世界観と相性がいいと思います」(Bさん)
近年、海外の作詞・作曲・編曲者を多く起用し、音楽シーンの壁を超えた多ジャンルのアーティストとのコラボレーションも実現させているジャニーズ事務所。Bさんが語るように、YOSHIKIによるSixTONESデビュー曲の提供も記憶に新しい。
これまでSMAPや嵐など「国民的アイドル」を生み出してきたジャニーズ事務所だが、現在はYouTubeやInstagram、中国のWeiboでの発信を進めるなど、世界を視野に入れた海外向けのプロモーションも強化している。番組終盤でMIYAVIからトラジャに向けて伝えられた「すべては衝動(Bang!)から始まる、想いがなければ何も始まらない」というメッセージは、CDデビューを目指すトラジャのメンバーにも強く響いたのではないだろうか。