ライフ

院内感染リスクポイント スタッフのマスクがバラバラは注意

スタッフの様子でリスクを判断

 新型コロナウイルスの「クラスター」の舞台は、「夜の街」「カラオケ」など様々だが、214人が感染し、43人が死亡した東京・台東区の永寿総合病院をはじめ、院内感染がコロナ感染拡大の主要因である状況は変わらない。

 今はどの病院もアルコール消毒や検温、換気など院内感染対策を講じている。わだ内科クリニック院長の和田眞紀夫氏は、「院内の設備やスタッフの様子などを細かく見れば、病院ごとに危機意識の差があることに気づくはずだ」と指摘する。その見分けるポイントとは?

 病院施設の管理に関する医療サービスアドバイザーの武田哲男氏によれば、診察室に多くの判断材料がある。

 医師や看護師などのスタッフが全員マスクをつけており、一見対策に余念がないように見えたとしても、マスクの形状がバラバラだったら要注意だ。

「一時はマスクが品薄になりましたが、今は供給が戻っています。個々人で準備するとマスクの性能に差が出るので、病院側が高品質の製品をスタッフ全員に供給しているほうが、安全面では望ましいと言えます」(武田氏)

 医療ジャーナリスト・油井香代子氏は「医療従事者の手」に注目する。

「医師や看護師が手に腕時計や指輪をしたまま診察をしていたら、その病院の感染症対策は不十分と言えます。手首が十分に洗浄できていない可能性がありますし、腕時計や指輪にはウイルスや細菌が留まりやすいからです。

 感染対策の資格を持つスタッフがいる医療機関であれば、腕時計などの装飾品をつけないことは基本的にルール化されています」

関連記事

トピックス

公選法違反で逮捕された田淵容疑者(左)。右は女性スタッフ
「猫耳のカチューシャはマストで」「ガンガンバズらせようよ」選挙法違反で逮捕の医師らが女性スタッフの前でノリノリで行なっていた“奇行”の数々 「クリニックの前に警察がいる」と慌てふためいて…【半ケツビラ配り】
NEWSポストセブン
「ホワイトハウス表敬訪問」問題で悩まされる大谷翔平(写真/AFLO)
大谷翔平を悩ます、優勝チームの「ホワイトハウス表敬訪問」問題 トランプ氏と対面となれば辞退する同僚が続出か 外交問題に発展する最悪シナリオも
女性セブン
日本一奪還に必要な補強?それともかつての“欲しい欲しい病”の再発?(時事通信フォト)
《FA大型補強に向け札束攻勢》阿部・巨人の“FA欲しい欲しい病”再発を懸念するOBたち「若い芽を摘む」「ビジョンが見えない」
週刊ポスト
2025年にはデビュー40周年を控える磯野貴理子
《1円玉の小銭持ち歩く磯野貴理子》24歳年下元夫と暮らした「愛の巣」に今もこだわる理由、還暦直前に超高級マンションのローンを完済「いまは仕事もマイペースで幸せです」
NEWSポストセブン
ボランティア女性の服装について話した田淵氏(左、右は女性のXより引用)
《“半ケツビラ配り”で話題》「いればいるほど得だからね~」選挙運動員に時給1500円約束 公職選挙法で逮捕された医師らが若い女性スタッフに行なっていた“呆れた指導”
NEWSポストセブン
傷害致死容疑などで逮捕された川村葉音容疑者(20)、八木原亜麻容疑者(20)、(インスタグラムより)
【北海道大学生殺害】交際相手の女子大生を知る人物は「周りの人がいなかったらここまでなってない…」“みんなから尊敬されていた”被害者を悼む声
NEWSポストセブン
医療機関から出てくるNumber_iの平野紫耀と神宮寺勇太
《走り続けた再デビューの1年》Number_i、仕事の間隙を縫って3人揃って医療機関へメンテナンス 徹底した体調管理のもと大忙しの年末へ
女性セブン
チャンネル登録者数が200万人の人気YouTuber【素潜り漁師】マサル
《チャンネル登録者数200万人》YouTuber素潜り漁師マサル、暴行事件受けて知人女性とトラブル「実名と写真を公開」「反社とのつながりを喧伝」
NEWSポストセブン
白鵬(右)の引退試合にも登場した甥のムンフイデレ(時事通信フォト)
元横綱・白鵬の宮城野親方 弟子のいじめ問題での部屋閉鎖が長引き“期待の甥っ子”ら新弟子候補たちは入門できず宙ぶらりん状態
週刊ポスト
大谷(時事通信フォト)のシーズンを支え続けた真美子夫人(AFLO)
《真美子さんのサポートも》大谷翔平の新通訳候補に急浮上した“新たな日本人女性”の存在「子育て経験」「犬」「バスケ」の共通点
NEWSポストセブン
自身のInstagramで離婚を発表した菊川怜
《離婚で好感度ダウンは過去のこと》資産400億円実業家と離婚の菊川怜もバラエティーで脚光浴びるのは確実か ママタレが離婚後も活躍する条件は「経済力と学歴」 
NEWSポストセブン
被告人質問を受けた須藤被告
《タワマンに引越し、ハーレーダビッドソンを購入》須藤早貴被告が“7000万円の役員報酬”で送った浪費生活【紀州のドン・ファン公判】
NEWSポストセブン