平時とは異なる評価が必要なのは、診察時の医師の振る舞いだ。和田氏が指摘する。
「通常なら、患者の目を見て話してくれる医師が“きちんと患者と向き合ってくれる良いドクター”とされますが、今は飛沫感染のリスクがあります。患者のほうを見ず、パソコン画面ばかり見て話す医師は普段ならコミュニケーション不足のように感じられますが、感染防止の観点からは、意識が高いと言えます。逆にこの時期に患者との雑談が多い医師も危機意識が足りない」
患者目線で気づくことができる医師や看護師、病院の様子に目を配り、院内感染から身を守りたい。
※週刊ポスト2020年8月28日号