吉田:「人に話しかけることが怖いと思ったら、まずはちょっとだけ自信を持ってみましょう」というようなことばかり書いてあるんです。それができたら苦労しないじゃないですか。そういう精神論ではなくてちゃんとした技術を広めたいですね。

佐渡島:なるほど……それでは半年後ぐらいに、僕が驚くことがうまくなっているかどうか、しゃべりが根本から変わっているかどうか、どうぞ楽しみにしてください。

吉田:もし変わっていたら、本のおかげだって言っといてください(笑)。

佐渡島:もちろんです(笑)。本日はありがとうございました。

◆取材・文/坂下大樹

【プロフィール】吉田尚記(よしだ・ひさのり)/1975年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。ニッポン放送アナウンサー。ラジオ番組でのパーソナリティのほか、テレビ番組やイベントでの司会進行など幅広く活躍。また漫画、アニメ、アイドル、デジタル関係に精通し、「マンガ大賞」発起人となるなど、アナウンサーの枠にとらわれず活動を続けている。2012年に第49回ギャラクシー賞DJパーソナリティ賞受賞。新著『元コミュ障アナウンサーが考案した 会話がしんどい人のための話し方・聞き方の教科書』(アスコム)が話題。

【プロフィール】佐渡島庸平(さどしま・ようへい)/1979年生まれ。東京大学文学部を卒業後、2002年に講談社に入社。週刊モーニング編集部にて、『ドラゴン桜』(三田紀房)、『働きマン』(安野モヨコ)、『宇宙兄弟』(小山宙哉)などの編集を担当。2012年に講談社を退社し、クリエイターのエージェント会社、コルクを創業。著名作家陣とエージェント契約を結び、作品編集、著作権管理、ファンコミュニティ形成・運営などを行う。

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