武漢「死者の4割がA型」研究も
ただし、A型のリスクを指摘する研究結果は、これ以外にも複数報告されている。
中国の武漢大学や南方科技大学などの8つの医療機関の研究者による「血液型と新型コロナウイルス感受性の関係性」と題した論文では、武漢市と深セン市の感染者・死者の血液型を調べた。
その結果、武漢市金銀潭医院の感染者で最も多かったのはA型で37.75%。死者の割合もA型が最多で、実に41.26%を占めた(武漢市民のA型の割合は32%)。
「この論文は査読前で、正式発表されたものではありませんが、複数の研究から同様の結論が導かれている以上、血液型との一定の関連性がある可能性も考慮すべきです」(医療経済ジャーナリストの室井一辰氏)
※週刊ポスト2020年9月18・25日号