憲政史上最長の任期となった安倍前首相だが、持病の悪化を理由にリタイアした。この時点で菅首相には、国のトップに立つとの野心はなかったのではないかという。
「菅さんは“総理になるには金と派閥がいるから、自分は努力してもなれない”とよく言っていたそうです。実際に帝王学的な勉強はしていないようで、総理としてのビジョンもない。官房長官の役割に徹していたら、急に安倍さんが病気になり、“引き継げるのは菅しかいない”となった。とはいえ、菅さん自身は、決して総理になりたくなかったのではなく、なれないと思っていただけ。千載一遇のチャンスをつかむことにしたのです」
かくして“ビジョンのない首相”が生まれた。
※女性セブン2020年10月15日号