敏感派の中には、以下のようなツイートをしている人もいる。
〈私は隠れコロナ脳です…子供は学校に行かせてるし、ノーマスクな職場にうんざりしながらも仕事続けてるけど、友達からのお誘いはなんだかんだと理由をつけて断って、いまだに買い物も外出も最低限。毎日Twitterでコロナ情報チェックして…〉
この女性が「隠れ」なくても済む社会の寛容さが、もっと欲しいと思う。コロナ禍はこれからどうなるかわからない。年内は当然、来年になっても収束の目途がつかないまま、マスク必着でちょっと息苦しい毎日が続く可能性も大いにある。
自粛の仕方は、人によってよりばらけてくるだろう。自分と違う考え方、やり方の人を前にして、イラッとすることも増えるかもしれない。でも、そこをぐっと我慢というか、さらりと受け流すというか、下手に白黒をつけようとせず、できればどちらにも理解を示せる人間でありたいものだ。そんな一種の胆力が試される時代に、我々は生きている気がする。