一方、パ・リーグ優勝のソフトバンクは今年、大阪ドームで9勝2敗1分と、敵地で勝率8割超の圧倒的な強さを見せつけている。
打線の柱も大阪ドームを得意としているとは言いがたい。
「キャプテンの坂本勇人(31)は、2018年と2019年の大阪ドーム開催試合は5試合で20打数5安打。本塁打はゼロ。坂本としては物足りない成績です」(スポーツジャーナリストの広尾晃氏)
さらに心配なのが、元オリックスの中島宏之(38)だ。今季は3割近い打率で大復活し優勝に貢献したが、オリックスに在籍した4年間は期待されたほどの成績を残すことができなかった。
「オリックスではケガが多かったこともあり、中島は大阪ドームにいいイメージがないと聞きます。2017年には、大阪ドームで鉄パイプが落下する事故に巻き込まれ、腰や背中を打撲。欠場を余儀なくされ、その後の不振につながりました。中島は改名をしたりゲンを担ぐタイプですから、気にしなければいいのですが……」(巨人番記者)
※週刊ポスト2020年11月27日・12月4日号