「お笑い第7世代」がバラエティ界を席巻するなど、今やお笑い芸人はスターとして扱われている。なかでも、吉本興業に所属する若手芸人の人気は著しい。いわゆる“追っかけ”をする若い女性ファンも多く、大阪の劇場は常に女性客でいっぱいだ。
そのアイドル並みの人気を示すのが、よしもと芸人の顔入りカード商品、「よしもとコレカ」の存在だ。2019年4月に、同シリーズの第1弾が発売されると、瞬く間に売り切れが続出し、大きなヒットを記録した。好評を受けて、2020年11月24日には、第2弾となる「よしもとコレカSecond Edition」が発売された。今回は紙のカードにくわえ、デジタルバージョンも登場したが、公式オンラインサイトでも完売となるほどの人気ぶりだ。
この「コレカ」に起用された芸人は、東・西を代表するよしもとの人気芸人、総勢46組だ。
◆コレカに採用された芸人の一部(五十音順)
相席スタート、アインシュタイン、アキナ、EXIT、インディアンス、エンペラー、オズワルド、からし蓮根、祇園、空気階段、コウテイ、コマンダンテ、コロコロチキチキペッパーズ、さや香、3時のヒロイン、すゑひろがりず、セルライトスパ、たくろう、トット、ニューヨーク、マヂカルラブリー、見取り図、ミルクボーイ、ゆりやんレトリィバア、吉田たち、ラニーノーズ、レインボー、和牛
なお第1弾には、霜降り明星やミキ、横澤夏子らが含まれている。このカードの人気ぶりについて、大阪でお笑い芸人の“追っかけ”をしているという女性・Aさん(19歳)は、こう語る。
「コレカを集めている芸人ファンは多いですね。この間も、お笑い仲間とM-1のライブビューイングを観に行ったとき、カードを交換しましたし、始まる前にカフェで芸人カードと一緒にグッズ写真を撮って、インスタにアップしました。
最近では転売する人も多くて、メルカリなどでは人気芸人が高額で取引されているんですよ。『和牛』の川西(賢志郎)さんのカードは1枚、1500円くらいでもすぐに売れます。転売する理由は、当たり前かもしれないですけど、いらない芸人のカードを売ってお金を稼いで、自分の欲しいカードを入手したいからじゃないですかね?」(Aさん)