その陣頭指揮を託された河野氏は、菅内閣の看板である「縦割り行政打破」を担当し、前述の毎日新聞の世論調査では「次の首相にふさわしい人」のトップ、進次郎氏は4位につけている。
「河野氏のツイッターのフォロワーは220万人と、政界屈指の発信力を持つ。自分に発信力がないことを知っている菅首相は、人気のある河野、進次郎コンビを前面に立てることで支持を盛り返したい。逆の言い方をすれば、自分の切り札2枚をワクチン政策に投じなければならないところまで追い詰められている」(野上氏)
※週刊ポスト2021年2月12日号