忍者をモチーフにした作品は、忍び刀などを使ったリアルなものから、お色気くノ一もの、煙とともにドロンと消えたり、怪獣を操ったりする荒唐無稽なものまで幅広い。CGのない時代には巨大な凧に俳優を吊るしたり、トランポリンやスキーまで使って忍者を動かした。アイデア満載、面白ければなんでもアリというのが、忍者ものの伝統でもあり、強みでもある。
『忍ジャニ参上!』は、京都太秦の時代劇経験豊富なスタッフが手がけた作品だ。この作品で出演者が得た経験は、大きかったはず。ぜひ、また忍者役をしてもらいたい。
近年では大野智が映画『忍びの国』に主演、Travis Japan出演・滝沢秀明構成・演出による舞台『虎者-NINJAPN-』では忍者の動きを取り入れたショーが話題になった。かつて忍者という名のグルーブが存在し、現在は「少年忍者」の面々も活躍している。忍者作品の伝統を守るためにも、新しい忍者誕生のためにも、ジャニーズのアイドルたちには忍者即戦力として、体当たりで活躍してほしい。