第1回「栄一、目覚める」は視聴率20%(ビデオリサーチ調べ)と好スタートを切り、初回から注目度の高さがうかがえる今年のNHK大河ドラマ『青天を衝け』。幕末以降、新たな時代を迎えた日本の経済に尽力し“日本資本主義の父”と呼ばれるまでになった実業家・渋沢栄一の物語が展開されていく。
そんな今作は記念すべき60作目でもあり、令和の“顔”になるイケメンが多数出演! “眼福大河”で躍動する豪華な顔ぶれと人物像を紹介しよう。
●渋沢栄一=吉沢亮(27才)「近代日本を作りあげた立役者」
1840年、現在の埼玉県深谷市の豪農に生まれる。幼少時から「論語」など学問に勤しみ、20代で一橋(徳川)慶喜に仕え、欧州へ。帰国後は大蔵省を経て、第一国立銀行の総監役に。多数の企業育成、教育機関や社会公共事業の支援を行い「日本資本主義の父」と呼ばれるように。
●渋沢喜作=高良健吾(33才)「栄一の生涯の相棒」
1838年生まれ。従兄であり幼なじみの栄一とともに一橋家に仕え、幕臣に。将軍慶喜の奥祐筆、彰義隊頭取などを務める。大蔵省入省後、ヨーロッパ留学を経て、小野組糸店に入社。その後は実業家として活躍する栄一の生涯の相棒。
●尾高長七郎=満島真之介(31才)「劇中だけでなく撮影でも主演を支える“お兄さん”」
1838年、尾高家の次男として生まれる。家業を切り盛りする兄に代わり、早くから江戸に出て儒学を学び、剣術「神道無念流」の指南を受け剣豪となる。従弟の栄一とは「竹馬の友として特に親交を重ね、互に文武を研鑚した」とされている。
●尾高平九郎=岡田健史(21才)「維新のイケメンを令和のイケメンが演じる」
1847年、現在の埼玉県深谷市で村役人を輩出した豪家・尾高家の末子として生まれ、文武両道の心優しい青年に成長。のちに従兄である栄一の見立て養子になる。幕府崩壊の動乱に巻き込まれ、22才で自刃という非業の運命を……。
●高島秋帆=玉木宏(41才)「貪欲に西洋砲術を学び“高島流砲術”を確立」
1798年、長崎の町年寄の家に生まれる。町年寄や鉄砲方を務めるかたわら、広く蘭学を修め、特にオランダ人を通じて砲術を研究。のちに西洋式の高島流砲術を生み出し、江戸幕府に西洋式の兵術・砲術を紹介。日本の西洋式兵学の先駆者。
●五代友厚=ディーン・フジオカ(40才)「5年越しの“五代様”再び!」
1836年、鹿児島生まれ。オランダ海軍士官より航海や砲術、数学などを学んだ後、欧州に留学。帰国後は外国事務局判事として大阪在勤に。退官後、大阪商工会議所の初代会頭などを務め、大阪の退勢挽回に奔走。「大阪の恩人」と呼ばれた。