●土方歳三=町田啓太(30才)「武士よりも武士らしくが信念の“鬼の副長”」
1835年、家伝薬を副業とする裕福な家の末子として生まれる。11才から奉公を重ねた後、家業の行商販売を続ける。25才で「天然理心流」に入門し、実践的な剣術を磨く。その後「新選組」の副長となり、将軍警護で力を発揮する。
●徳川家茂=磯村勇斗(28才)「勝海舟に才を惜しまれた聡明な将軍」
1846年、御三家の1つである紀州藩の第11代藩主・徳川斉順の次男として江戸の紀州藩邸で生まれる。わずか13才で江戸幕府の第14代将軍に就任。幕府の最高責任者として職務を全うしつつ、 21才の若さで病死する。
●橋本左内=小池徹平(35才)「西洋学をいち早く教えた先見の明」
1834年、福井藩お抱えの医者の長男として生まれる。漢方医学を学び、15才で「啓発録」を書く。藩医となった後も医学以外の西洋学問を学び、藩主の警護を経て学校教師になった際には、当時の最先端だった西洋学を教えた。
●阿部正弘=大谷亮平(40才)「25才の若さで老中に就任した切れ者」
1819年生まれ。福山藩7代藩主。25才で江戸幕府老中となり、27才で老中首座(現在の総理大臣)に就任。人材育成や身分によらない教育にも注力した。1854年、ペリーと日米和親条約を締結し、約200年続いた鎖国を終わらせた。
※女性セブン2021年3月4日号