東京五輪での活躍に期待がかかるバドミントン男子日本代表の桃田賢斗(26)も2020年1月に遠征先のクアラルンプールで交通事故に遭う悲劇に見舞われた。当初は全身打撲や顔面裂傷など全治6週間と診断されたが、2月の代表合宿で「シャトルが二重に見える」と訴え、精密検査の結果、右目の眼窩底骨折が判明する。
「手術後の3月、初めて会見した桃田は、まだ顔に傷跡が残る痛々しい姿で『心が折れそうになったこともあった』と吐露しました。バドミントン競技で視力は命綱。復活は厳しいと思われました」(スポーツ紙デスク)
しかし、2020年12月の全日本総合選手権で優勝し、3連覇を達成している。
※週刊ポスト2021年3月19・26日号