引退の瀬戸際にある横綱・白鵬が年寄株を確保できないなか、道筋が見えていたはずの鶴竜の将来も不透明になるのか。
新たな部屋の建築主である元・逆鉾の未亡人のものとして届け出られている連絡先に電話すると、代理を名乗る建築コンサルタントが対応。建築中の物件については、「相撲部屋として建築申請をしていますが、今のところどういうものになるかわからない」とするのみ。未亡人への取材を申し入れたが、回答はなかった。
年寄株不足は深刻で、「照ノ富士ら4人の大関、大栄翔ら平幕優勝経験者でも株の確保ができていない」(前出・協会関係者)という状況だ。それゆえ、ひとつひとつの株の行方も、かつてなく混沌としている。
※週刊ポスト2021年6月4日号