国際情報

中国名門大学 女子学生起用の勧誘ポスターが「低俗だ」と炎上

南京大学の学生勧誘のポスターが物議

南京大学のポスターが物議

 中国では6月に今年の大学入試が終わったばかりだが、1人でも優秀な学生を獲得しようと、各大学が激しい戦いを繰り広げているようだ。 2021年中国大学ランキングで全国第5位にランクインした名門の南京大学は、学生を勧誘するための公式ポスターを発表したものの、それが物議を巻き起こしているという。

 明るく、美しい女子学生が「私をあなたの青春にしたいですか?」などとの意味深なプラカードを掲げて、にっこりとほほ笑んでいる6種類のポスターを作成し、大学の公ホームページに掲載。いずれも、モデルに女子学生を起用している。

 他のポスターでは女子学生のプラカードの内容がそれぞれ違っており、「朝から夜まで、図書館で一緒に過ごしたいですか?」、「大学のレストランで一緒に食事をしたいですか?」、「南京大学の歴史ある建造物を一緒に散策したいですか?」 などと、女子学生が男子学生を誘うような文句が書かれている。

 これについて、ネット上では「女子学生を性的な対象として、露骨に表現している」「南京大学のような優秀な大学は、低俗な勧誘広告を出す必要などない」などとの批判的な書き込みが出ている。特に女子学生から不満の声が多く寄せられ炎上、結局、大学当局はその後、ホームページからポスター広告の掲載を取り止めた。

 中国の大学では、美人の女子学生の写真で新入生を惹きつけるのは今回が初めてではない。中国共産党の幹部養成を目的とする名門の中国人民大学は2013年、公式ウェブサイトに女子学生の卒業写真を掲載した。そのとたんにアクセスが急増し、サーバーがダウンしたこともあった。

 山東大学では、海外留学生を募集するために、留学生が入学後に学内の案内や授業や勉学の手助けをするための「パートナー」と称して、女子学生を1人つけるという制度を導入したが、これまでに女子学生が暴行されるなどの事件が発生しており、学内外から批判が沸き起こっている。

関連キーワード

関連記事

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン