臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になったニュースや著名人をピックアップ。心理士の視点から、今起きている出来事の背景や人々の心理状態を分析する。今回は、突如新聞の折り込みチラシに登場し、話題を呼んでいる長瀬智也について。
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今週、面白いニュースがネットで流れた。ヤフーニュースのタイトルは「長瀬智也 折り込みチラシに登場」。どういうこと?と思わずクリック。配信された記事には「自宅に長瀬智也がやってきて驚愕!」とある。今年3月にジャニーズ事務所を退所し、TOKIOも離れ、「裏方としてゼロから新しい仕事の形を作り上げていく」と宣言した長瀬さんが、なんと7月5日配布の新聞の折り込みチラシにモデルとして登場したというではないか。
そのチラシは、アメカジを中心に取り扱うセレクトショップ「FREAK’S STORE」渋谷店が出したもの。渋谷区限定で配布されたらしい。残念ながら渋谷区在住ではないので、実物を見ることはできなかった。
記事とともにネットにアップされたチラシの画像を見ると、そこにはさまざまなポーズで映る長瀬さんの姿が。男性ファッション誌のような気取ったポーズはなく、激安チラシの広告によくあるようなポーズなのだが、長瀬さんがモデルだとどれもさりげなくカッコいい。長瀬さんと一緒にモデルを務めているのは、プロサーファーで俳優の中村竜さんだ。
チラシ中央には、アパレルブランド「チャレンジャー」と「マジックナンバー」の名前があり、2つのブランドのコラボ広告だと分かる。中村さんと長瀬さんは、1996年放送のドラマ『白線流し』{フジテレビ系)で共演しており、マジックナンバーは2人が手掛けているのだとか。そこから“謎の共同企画”がスタートとしたらしい。作り手がそのままモデルになったということかもしれない。
チラシでは「街着の夏祭り」と銘打っているが、話題の商品としてファミコンやテレビゲームが載っていて、昭和レトロ感満載の遊び心がある。チラシなのにこんなに生き生きと動きがあり、楽しそうな雰囲気が伝わってくるのだから、さすがである。