今年6月に「ザバス」(大谷とアドバイザリー契約を結ぶ明治のプロテインブランド)の公式サイトで公開されたインタビューでも、「二刀流の大谷選手があと一つ極めるなら?」との問いに「料理がうまくなりたい。様々な栄養素を摂ることができるように自分で工夫できたら、よりカラダづくりのためになるのではと思う」と答えている。
プロ入り前から大谷を取材してきたスポーツジャーナリストの佐々木亨氏が“体の変化”を振り返る。
「高校入学時、身長はすでに190cm近くありましたが、体重は60kg台でマッチ棒のように細かった。しかし、彼は向上心の塊。練習の合間に大量の弁当を頬張り、卒業時にはプロ顔負けの肉体を作りあげた。その姿勢はプロ入り後も海を渡ってからも、全く変わっていません」
メジャーも驚く特大ホームランを量産する193cm、107kgの肉体は、飽くなき食事改革によって作りあげられたのだ。
※週刊ポスト2021年7月30日・8月6日号