自民党で残る萩生田光一氏(7位)は「保守本流としてきちんとした国家観を持っているのだが、それを高々と表明することを躊躇しているように見える。そのあたりが物足りない」(政治評論家・屋山太郎氏)と総裁候補となるのは荷が重そうだ。
立憲民主党の泉氏(9位)と維新の吉村氏(9位)を総理に推す選者はいなかった。「総理は現実的ではない」(政治ジャーナリスト・野上忠興氏)と評価の対象にならなかった。
果たして、この中から、今度こそ国民の期待に応えられる総理が出てくるだろうか。国民はそれを願うばかりだ。
※評者は有馬晴海氏、泉宏氏、伊藤惇夫氏、角谷浩一氏、小林吉弥氏、末延吉正氏、田中良紹氏、田村重信氏、藤本順一氏、野上忠興氏、屋山太郎氏(五十音順)の11人。点数は、「ポスト岸田」に推せる政治家は1~3点で付けてもらい、推せない政治家の場合は-1点とした。同点の場合は、+の点数が高い政治家を上位とした。
※週刊ポスト2022年1月1・7日号