シンガーソングライターとしての顔も持つ“歌う神主”の壮紫さん。

「日本の古きよき文化を国内外に知ってもらいたいと思い、神話や伝統、神主の想いなどを曲にして発信しています。YouTubeでは神道の祭祀に用いられる祝詞の1つである『大祓詞』に音楽をのせアレンジしたものなどを配信しました。2022年はインターネット上で参拝できる神社を建てる予定。神社や神様、そして神主を身近に感じてもらえるよう、いろいろなことに挑戦していきたいです」

男嶽神社の吉野理さん

男嶽神社の吉野理さん

●吉野理さん(38才)男嶽神社 住所:長崎県壱岐市芦辺町箱崎本村触1678
 古事記には「アメノヒトツバシラ」や「ツクヨミノミコト」が降臨した地と記される由緒正しき神社。現在は猿田彦命が御祭神として祀られていることもあり、260体の石猿も見どころの1つ。

【1】1983年2月12日
【2】兵庫県神戸
【3】サーフィン
【4】休日はないので、休みが取れたら壱岐にない情報収集のために都会に出たい
【5】なし
【6】ずっと神社ブーム。死ぬまで続きそう

 身長181cm、恵まれた容姿とイケボが魅力の第78代宮司・吉野さんは「写真が苦手」とはにかむ。

「いらしたかたのご縁をつなぎ、情報交換の場所になるのが神社本来の役目。父が残した自然豊かな神社は素晴らしい財産ですが、それを守るだけでは衰退してしまう。100年先に何を残せるか、どう神様の魅力を宣伝すべきか日々奮闘しています」。境内の『おみやカフェ』は住民と観光客がつながることもしばしば。ぜひ、お参り後に寄ってみては。

宮戸神社の高橋陽一さん

宮戸神社の高橋陽一さん

●高橋陽一さん(38才) 宮戸神社 住所:埼玉県朝霞市宮戸4-3-1
 見た目の美しさの神「面足尊(オモダルノミコト)」が御祭神という、「イケメン神主」にぴったりの神社。七五三の時期には多くの地元の人が訪れる。御朱印記入は近隣の「天明稲荷神社」にて。

【1】1983年9月8日
【2】埼玉県朝霞市
【3】趣味はカレー作り、特技といってはなんですが「物事を楽しく改良すること」です
【4】子供と過ごすことがほとんどです
【5】へのつっぱりはいらんですよ(キン肉マンの名ぜりふ)
【6】呪術廻戦

 学生時代は原宿のカフェで働く傍ら、読者モデルもしていたという高橋さん。

「神主はお辞儀の角度など細かい作法が重要で、参拝者にもカッコいいと思ってもらえることを目指しています。モデルの経験がそうした動きに生きていたらうれしいです」。

 昔の杵柄で恥ずかしいですが、と高橋さんははにかみながら語る。

「参拝にこられたかたが、参拝前より少しでもスッキリした表情に変わる瞬間が、神主としてのやりがいです」。

撮影/浅野剛、爲永、平野哲郎、WEST

※女性セブン2022年1月20・27日号

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