多種多様な苦しみを伴う脊柱管狭窄症だが、予防方法はあるのか。竹谷内医院院長の竹谷内康彦医師が説明する。
「同じ姿勢をずっと取り続けるのがよくないです。例えば手元のスマホを少し前かがみでずっと見続ける姿勢などです。定期的に体を伸ばすなどの運動をしましょう。
神経の圧迫を取り除く『膝抱え体操』もオススメです。横向きに寝て両手で膝を抱え込むように胸に引き寄せます。腰のあたりをしっかり丸めて、脊椎間を広げることを意識し、その姿勢のまま両手を放して力を抜く。その状態を2~3分続ける。1日に数回を目安に行なうと効果が期待できます」
腰の痛み、脚の違和感はただの加齢ではないかもしれない。できることなら早期発見・治療を心がけたい。
※週刊ポスト2022年3月4日号