血流促進のための「握り&つかみ」
【タオル握り】スムーズな血流を促す
(1)親指と他の指が離れる程度にタオルを丸めて握る
タオルを握った腕を体の前にまっすぐに出す。最初はあまり力を加えずに軽く握るくらいでよい。
(2)3割程度の力で握りしめ続け、力を抜いて休憩
約1分間程度タオルを握りしめ続けたら、力を抜いて1分間休憩。同じ動作1セットを、左右2~3回ずつ繰り返す。
【ボール握り】NO(一酸化窒素)の分泌量を増加させる
柔らかめのビニール製のボールを2個用意。両手にボールを持ち、握る、開くの動作をリズミカルに50回ほど。NOの分泌が増加する入浴中はより効果的。
(*血管を拡張させる「NO」:筋肉に力が加わると周囲の血管の収縮により血流が滞るが、力を緩めた途端にどっと流れ出す。この時、血管の内皮細胞から大量の「NO(一酸化窒素)」が分泌され、血管が拡張し、血圧が低下。血流がスムーズになり、脈拍も安定する)
【足指タオルつかみ】足の指でタオルをつかみNOの分泌を促進
(1)床にタオルを敷き、裸足で足の裏を密着させる
手すりにつかまったり、椅子に座ったり、安定した姿勢で行なう。
(2)足の指だけでタオルをつかみ、手前に引き寄せる
回数にこだわらず、両足数回ずつ行なう。タオルを使わずに足指の屈伸だけでもOK。
取材・文/片山喜康
※週刊ポスト2022年4月1日号