4月2日スタートのTBSラジオ『井上貴博 土曜日の「あ」』(13時~16時)で初めて冠番組に挑戦する、TBSの井上貴博アナウンサー(37才)。現在メインキャスターを務める夕方のニュース番組『Nスタ』ではメガネなしの姿が定着しているが、朝の情報番組『白熱ライブ ビビット』(2015年~2019年)では黒縁のメガネがトレードマークになっていた。そして、今回、ラジオでは再びメガネを着用するという。井上アナが明かす。
「もともと私生活ではメガネをつけていたんです。入社以降、放送中はずっとコンタクトをしていましたが、心機一転を図って『ビビット』で黒縁メガネをかけたところ、当初は反対意見を多くいただきまして……その後、『Nスタ』を担当することが発表されると、“引き続きメガネをつけたほうがいいと思います”という意見をたくさんいただいたので、おもしろいものだなって(笑い)」(井上アナ・以下「」内同)
今ではメガネなしの姿も見慣れていただけたと思いますが……と語る井上アナだが、ここへきて、なぜまたメガネを着用しようと思ったのか。
「ズバリ、ラジオだからです。先日、局アナの大先輩である大沢悠里さんのラジオ番組にうかがった際に“テレビでは『みなさん』と呼びかけるところを、ラジオでは『あなた』になる”と教えていただきました。ラジオはお聴きの皆さまとの心の距離が近い。ぼく自身もラジオではより普段の自分でありたいと思っていつものメガネをして、番組のロゴにもメガネ姿のイラストを入れていただきました」
2017年の『Nスタ』への抜擢で、ラジオ『ジェーン・スー生活は踊る』(火曜パートナーで出演)を卒業してから5年。「テレビで修行をして必ず戻ってきます」と意欲を燃やしていたラジオでは、かつて久米宏がパーソナリティーを務めた土曜午後1時からの枠を担当する。
「土曜1時からは久米宏さん、3時からは大沢悠里さんと、大先輩が紡いできた伝統の時間帯を引き継げるというのは、“局アナなめんじゃねぇ”と反骨心むきだしの自分からすれば、こんなにありがたいことはないし、これほど重いものもない。成功させなければ『局アナ』とは名乗れない、それぐらいの覚悟を持っています」