ライフ

コロナがきっかけで「片頭痛」「緊張型頭痛」の患者が増加 それぞれの対処法は?

鎮痛剤は体への負担も大きい(写真/PIXTA)

鎮痛剤は体への負担も大きい(写真/PIXTA)

 のめばたちまち痛みが止まる──よく効くからこそ手放せず、それゆえに体への負担を注意すべきなのが、鎮痛剤だ。痛みの中でも、特に鎮痛剤に頼る人が多いのが慢性的な頭痛。東京頭痛クリニックの医師、川口千佳子さんは頭痛は大きく2つのタイプに分けられると話す。

「1つ目は脳の血管が急激に拡張して周囲の神経を刺激することで起きる『片頭痛』。もう1つはこめかみや肩、首の筋肉が緊張することで血流が悪くなり、老廃物がたまって生じる『緊張型頭痛』です」

 川口さんによれば、新型コロナの流行をきっかけに片頭痛、緊張型頭痛ともに増加傾向にあるという。

「頭痛の症状を訴える患者の数は、コロナ禍前と比べて1.5倍ほど増えました。片頭痛はストレスや女性ホルモンとの相関関係が指摘されており、ステイホームに伴う生活習慣の変化や、気温差の激しさが原因だと推測されます。緊張型頭痛は、マスクを耳にかけることで顔の筋肉が緊張するほか、運動不足やテレワークで長時間にわたって悪い姿勢を強いられることで増えていると考えられます」(川口さん・以下同)

 同じ「頭痛」といえども、片頭痛と緊張型頭痛は対処法が異なる。

「片頭痛の場合、温めると悪化することが多いため、患部を氷で冷やしながら休養をとることで痛みを和らげます。また、食生活の改善によって緩和される場合もある。

 効果があるとされる食品はコーヒー2杯程度のカフェインやメープルシロップ、大豆食品や乳製品など。バナナなどマグネシウムが含まれているものもいい。反対に控えるべきはアルコールやチョコレート、オリーブオイルなどがあげられます。空腹が頭痛を誘発することも知られているので、空腹を感じる前に何か食べることも意識してほしい」

関連記事

トピックス

歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン