食文化や性格などに違いが表れると言われる“県民性”。女性の肌の状態にも、地域ごとの特徴が見られるという。
化粧品メーカー・ポーラが発表した「美肌県グランプリ2021」によると、美肌県第1位に輝いたのは石川県で、2年連続のトップだった。「美肌県グランプリ」とは、ポーラのパーソナライズドサービスブランド「APEX(アペックス)」が保有する約1970万件(2021年12月末時点)もの肌のビッグデータを活用したものだ。
この「美肌県グランプリ」では、「色・形」の8部門(【1】水分量、【2】コラーゲン、【3】皮脂毛穴レス、【4】エイジング毛穴レス、【5】しみレス、【6】キメ、【7】黄ぐすみレス、【8】透明感)と、「ゆらぎ」の5部門(【9】皮脂バランス、【10】タフ肌〈物理的刺激、化学的刺激、マイクロダスト〉、【11】ホルモンバランス、【12】ストレス耐性、【13】ニキビレスに加えて、【14】肌ポテンシャル(肌三層〈うるおいを保って透明感のある角層を生み出す表皮、ハリ感や弾力を生み出す真皮、肌のクッション性を維持する皮下組織〉がこの先きちんと機能を発揮できるかどうかの予測)の計14部門によって評価が決まる。
そこで「美肌県グランプリ2021」で、これらの部門において高評価となった県をはどこなのだろうか。
●3部門のトップは【石川県】
水分量第1位 コラーゲン第1位 透明感第1位
石川県は3部門で1位を獲得。肌のハリやうるおいを与える「水分量」と、肌のハリや弾力を保つのに欠かせない「コラーゲン」の部門で2年連続1位、2020年は2位だった「透明感」でも1位を獲得。さまざまな外的刺激にも強い「タフ肌」でも3位となり、ハリのある透明美肌であると判明。
●過去5回総合トップ【島根県】
皮脂毛穴レス第1位 エイジング毛穴レス第3位 肌ポテンシャル第3位
皮脂は肌が生み出す「天然のクリーム」だが、うるおいバランスが崩れて必要以上に分泌されると、毛穴目立ちの原因になる。そんな「皮脂毛穴」が最も目立ちにくいのは島根県だった。このほか「エイジング毛穴レス」でも3位、未来の肌のために高めておきたい肌ポテンシャルも3位と優秀。徹底したうるおい&紫外線ケアでさらなる美肌が目指せる。
●なめらかで透明感のある肌【鳥取県】
エイジング毛穴レス第1位 皮脂毛穴レス第2位 透明感第3位 ニキビレス第3位
加齢によって肌がたるんだり、毛穴の周囲で炎症が起きると、毛穴の形が変形して目立ちやすくなる。そんな「エイジング毛穴」が最も目立ちにくいのは鳥取県で、隣の島根県と2つの毛穴部門の1位を分け合った。くすみの原因やニキビリスクも少ない、なめらかで透明感のある肌が特長。紫外線ケアを忘れず、血液やリンパのめぐりも心がけて!