守ってくれた夫はもういない

守ってくれた夫はもういない

「もちろん洋子さんは『出ていけ』とは言わないでしょうが、安倍家の話し合いがあるはずです。目下、解決しなければいけないのは安倍家の後継者問題。甥っ子さんたちが継ぐのでしょうが、それが決まった後に、ご自分のことを考えることになるのでしょう。

 昭恵さんとしても常に自分を守ってくれた夫を亡くしてから、富ヶ谷の家に住み続ける意味を感じられないのでは……落ち着いたら自ら家を出ていく可能性が高いのではないでしょうか」(前出・昭恵さんの知人)

 自宅を出たとしても、昭恵さんは相応の資産を手に入れそうだ。2022年の国会議員資産公開で安倍氏の資産は1億396万円。その多くが地元・山口の不動産だった。

「今回は遺言書もないでしょうから相続は相続人同士の話し合いになりますが、法的には安倍さんが所有している金融資産や不動産は、配偶者の昭恵さんに3分の2、母親の洋子さんに3分の1の権利があります。ただし、縁が薄い山口県の不動産は昭恵さんにとって負担になりそうですから、金融資産だけ相続して、不動産は洋子さんと話し合って安倍家に渡していくのが現実的です」(曽根さん)

 これからの昭恵さんの生きがいの一つとなりそうなのが、前出の居酒屋UZUだ。2015年に発売した著書『「私」を生きる』に昭恵さんはこう記した。

《UZUの今後の夢は、海外に二号店を開くことです。いまのところは、まだ全然具体的になっていませんが、何かのタイミングで急に話が進むかもしれません》

 前出の昭恵さんの知人が語る。

「国産・無農薬・無添加の食品を提供するUZUは昭恵さんのライフワークで、晋三さんは経営にまったく口を出していませんでした。彼女はUZUの発展にさらに力を入れて、店の近くに家を持つことも考えているようです」

 著書のタイトル通り、昭恵さんはより一層「私」を生きていくのかもしれない。

※女性セブン2022年8月4日号

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