ドームツアー『Kis-My-Ftに逢える de Show 2022 in DOME』を8月11日まで開催中のKis-My-Ft2。彼らをデビュー前から追いかけているコラムニストで放送作家の山田美保子さんが、彼女だからこそ知っている7人の歴史と成長について綴ります。
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「キスマイのこと褒めてたよね? 応援してあげてね」
「皆様のお陰で、それぞれがちょっとずつですけど、活躍できる場を与えていただいているので」とは7月22日、主演ドラマ『NICE FLIGHT!』(テレビ朝日系)の初回に合わせて放送された『徹子の部屋』(同)でのKis-My-Ft2・玉森裕太クン(32才)のコメント。黒柳徹子サン(88才)がキスマイの7ショットをご覧になりながら「大活躍ね、皆さん」とおっしゃったのを受けての言葉でした。
この日の玉森クンは、ジャケットの下に30代の振袖姿の徹子サンがニューヨークの5番街でビル群を見上げる写真がプリントされたTシャツを着用。さらに、徹子サンからのリクエストに応じ、自己紹介の後、カメラに向かってウインクをする大サービスでした。あ〜、こんなことを照れずにやれてしまう大人になったのだなぁと思ったら、なんだか感慨深くなりました。
玉森クンが出演する「金曜ナイトドラマ」といえば、2013年の『信長のシェフ』、2017年の『重要参考人探偵』に続いて今回が3本目。そのたびにキスマイが主題歌を担当していることもあり、グループにとっても大切な作品になっています。
ドラマデビューは多くの先輩たちが巣立った『ごくせん』(日本テレビ系)シリーズの『ごくせん 卒業スペシャル』(同)で高校2年生役を演じた2009年のこと。当時、ジャニーズの“舞台班”で仕事をしていた放送作家から、「これから、あの子(玉森クンのこと)がくるハズです」と聞いたのを覚えています。
『重要〜』の取材に行ったとき、共演のNEWS・小山慶一郎クン(38才)が「何度も座長を経験しているだけあって頼もしさがある」と後輩の玉森クンを称えたことも忘れられません。その昔は、あまりの忙しさから、カメラが回っているのに“シンメ”の宮田俊哉クン(33才)に気持ちをぶつけることでバランスを保つような時代もあったのに。玉森クン、ほんとに大人になりました。
『山田EYEモード』が最初にキスマイに取材を申し込んだのは、主演舞台『PLAYZONE 2009 太陽からの手紙』のときでした。当時ジャニーズJr.をほとんど知らなかった私は、「ではニッキ(錦織一清サン・57才)の初演出を拝見します」と出かけたのです。
そこでキスマイ沼にハマりました。まず驚いたのは、「Jr.なのに、こんなに高いスキルをもっているのか」ということ。特に北山宏光クン(36才)の歌声に魅せられた私は、すぐに取材を申し込み、初掲載では主演の北山クン、玉森クン、藤ヶ谷太輔クン(35才)の3人が登場してくれました。
週刊誌なのですぐに発売となり、記事が「青山劇場」の廊下に貼りだされていたのを見てくれた風間俊介クン(39才)から「美保子サン、キスマイのこと褒めてたよね? 応援してあげてね」と言われたことで、またしても(!)使命感が生まれ始めました。