浅村は海外FA権も取得したが、メジャー挑戦は現実的ではないだろう。楽天残留が基本線と見られるが、FA権を行使した場合に獲得に名乗りを挙げる球団はあるだろうか。
球界関係者は「年俸5億円がネックですね。生え抜きを育てる方針にシフトしている球団が多い。巨人も二塁に吉川尚輝、一塁に中田翔がいるので獲得に乗り出さないと思います。可能性があるとすれば2つの球団ですね」と語った上で続けた。
「ソフトバンクと阪神です。ソフトバンクは4年前のFA争奪戦で一度断られているので、もう一度獲得オファーを出すのかという問題がありますが、豊富な資金力でチームのプラスになる選手は獲得に乗り出すという方針を貫いている。今季途中にメジャーから日本球界復帰を決断した秋山翔吾（現広島）の獲得レースにも参戦しましたしね。浅村も獲得に乗り出す可能性が十分あると思います。
阪神は近年FA補強に参戦していませんが、『二塁を守れる右の強打者』は補強の最優先ポイントです。現在の二塁のレギュラーは糸原健斗ですが攻守で物足りなさが残る。浅村が入れば、大山悠輔、佐藤輝明と強力クリーンアップが結成できる。補強のピースに合致する魅力的な選手でしょう」
混戦のパ・リーグで9年ぶりのリーグ優勝を目指して戦っている浅村。オフの去就も注目が集まることは間違いない。
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