2021年5月、日本は2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにすると参院本会議で可決、世界に表明した。恐ろしい温暖化を、どうすれば止められるのだろうか。気象予報士の森朗さんはこう提言する。
「エコバッグを使ったり、電気をこまめに消すなど、ささいなことの積み重ねが重要になっていくと思います。一人ひとりは微力でも、全員でやればかなりの影響力になる。われわれの消費行動が変われば企業の考え方も変わっていくのです」
森さやかさんはこう話す。
「行動経済学にのっとった『グリーンナッジ』という、楽しみながらエコができる仕組みをムーブメントとして整備していく必要があると思います。中国・アリババの関連会社は歩くとポイントがもらえて、歩数などに応じて実際に植林してもらえるアプリを開発し、効果を上げています」
あなたの小さな行動で、地球を住みやすい場所に戻せるかもしれないのだ。いまやらなければ、手遅れになることだけは間違いない。
※女性セブン2022年9月1日号