結成37年を迎えるお笑いトリオ「ダチョウ倶楽部」。当初は南部虎弾(現・電撃ネットワーク)も入れた4人組だったが、結成から2年後に脱退。そして今年、あまりに惜しいメンバーを失った。悲しみに暮れる2人に声をかけ、あの名曲を共に披露したのは、“湯”という共通項を持つマダムに人気のグループだった──。
今年で3回目を迎えたNHKの夏の大型音楽番組『ライブ・エール』。今回のテーマは「明日への一歩」だった。司会の内村光良(58才)が、「『純烈△ダチョウ』(ジュンレツ オフロ ダチョウ。△は温泉マーク)の皆さん、『ライブ・エール』にようこそ!」と呼びかける。
「ヤ~~!!」
そう叫びながら現れたのは「純烈」の酒井一圭(47才)、白川裕二郎(45才)、小田井涼平(51才)、後上翔太(35才)。そして、「ダチョウ倶楽部」の肥後克広(59才)と寺門ジモン(59才)だった。思わず内村が「息そろってる!」と笑う。
「純烈△ダチョウ」(△は温泉マーク)が披露した楽曲は『白い雲のように』。1990年代、まだ有吉弘行(48才)が森脇和成(48才)とお笑いコンビ「猿岩石」を組んでいた頃の大ヒット曲だった。
5月11日、上島竜兵さん(享年61)が急逝し、日本中が衝撃と悲しみに包まれた。残された肥後と寺門の心境が案じられる中、2人はわずか3日後に追悼コメントを発表。
「ダチョウ倶楽部は解散しません。二人で、純烈のオーディションを受けます。ヤーッ! どんな悲しい事があっても、みんなでクルリンッパ!」(肥後)
思いの外、明るいコメントにファンは救われた。
そのコメントに即座に反応したのが純烈リーダーの酒井。ツイッターで「合格ですよ! 推すなって? 絶対推すなって? 純烈は推しますよ(温泉マーク)」と、ダチョウ倶楽部のギャグに掛けてラブコールを送ったのだった。
「そもそも肥後さんが『純烈のオーディションを受けます』と立候補したのは、その頃、純烈の新メンバー募集が話題を呼んでいたからです。その後、肥後さんと寺門さんは、酒井さんと対面を果たし、純烈側から正式に“合体”のオファーを受けたそうです」(芸能関係者)