糸井は金本知憲監督1年目の2016年オフにFAでオリックスから移籍し、阪神在籍中にプロ通算1500安打、150本塁打、300盗塁を達成するなど若いチームを引っ張ってきた。2018年には右足腓骨骨折、左肩腱板部分損傷、右膝痛などで苦しんだが、1年契約で臨んだ今シーズンは2年ぶりの開幕スタメンとなった。低迷した今季序盤戦は、レギュラーとしてチームを鼓舞した。後半戦は若手に出場機会を譲るかたちとなり、8月に新型コロナウイルスに感染。現在は二軍で調整を続けている。在阪スポーツ紙デスクが言う。
「現役続行を望む糸井は古巣の日本ハム、オリックスへの移籍を視野に入れているといいます。新庄(剛志)監督とは日本ハム時代に3年間チームメイトだったし、若手中心の日本ハムにコーチ兼任で移籍できる可能性はゼロではない。オリックスには糸井シンパともいわれる福良淳一氏がGM兼編成部長としているなどパイプがあるのはたしかだ」
超人・糸井の動向は、阪神の次期監督の行方を占うものとして注目されているわけだ。