「脂肪組織から幹細胞を分離する機械を使い、名古屋大学を含む4つの大学病院で医師主導治験を行なった結果、45例中、尿漏れ量が50%以上減少した例が37%、以前に改善した例と合わせても70%が改善し、安全性と有効性が確認されました」(後藤院長)
この結果をもとに今年2月、サイトリ・セラピューティクス株式会社のセルーションセルセラピーキットSUIという遠心分離機が、男性腹圧性尿失禁治療のための医療機器として薬事承認された。
現在、2024年の保険改訂における保険収載を目指し、準備を進めている。
取材・構成/岩城レイ子
※週刊ポスト2022年10月7・14日号