山やビルなど、なるべく遠くの景色に焦点を合わせることがポイントだ。
目の血行促進や涙の分泌に効くのが、「グーパーまばたき」だ。
「2秒間、目をぎゅっとつぶり、目をパッと大きく開く動作を繰り返します。ポイントは、目をつぶった時に両目の眼球を鼻にキュッと寄せて寄り目を作り、目を開く時は正面を見て眉毛を持ち上げた状態をキープすること。目の周りの筋肉全体を刺激してほぐすことで血行を改善します。涙の分泌を促すので、ドライアイの解消にもつながります」(日比野医師)
目を様々な方向に動かす筋肉「外眼筋」を鍛える「8点ぐるぐる体操」も、血行促進にいい。
顔を前に向け、眼球だけで真上を見て1秒間キープする。順に斜め左上、左横、斜め左下、下、斜め右下、右横、斜め右上の順に目をぐるりと1周させる。終わったら逆方向に1周までが1セットで、朝夕3セット行なうのが望ましい(図2)。
「外眼筋を鍛えて眼球の動きを改善し、動体視力の改善や遠視や近視対策にもなる。『毛様体筋ストレッチ』と合わせて行なうと、より効果を期待できます」(日比野医師)
目はストレッチで鍛えられる。
※週刊ポスト2022年10月7・14日号