ちなみにこのX氏、「東京医科歯科大学 再生医療研究アドバイザー主席」の名刺を配り歩いているが、同大学に確認したところ、「このような肩書は存在しません。また学外者がこのような名刺を制作することについて本学の教員が許可するような仕組みはありません」(広報担当)という。この件についてX氏の顧問弁護士は「該当大学の教授から口頭で許諾を得て交付してもらい、使用していたが、今後の使用予定はない」と回答した。
武田氏はこのパーティーについてどう考えるか。事務所に質問すると、「ご質問の会合は、弊事務所が企画したものではございません。また、費用等につきましても一切関わってございませんので分かりません、主催者側にお尋ね下さい。事務所としても迷惑をしているところです。記事の内容如何によっては、法的に厳正な措置をとる用意があることを申し添えます」と答えた。
菅氏が将来の総理候補と期待する武田氏の本性が垣間見えた。
※週刊ポスト2022年10月21日号