コロナ感染を乗り越え、撮影に臨んだ

コロナ感染を乗り越え、撮影に臨んだ

 木村は以前、一度だけ信長役を演じたことがある。1998年、ドラマ『織田信長 天下を取ったバカ』(TBS系)。時代劇初出演にして主役を務めた彼は、当時25才だった。

「ロケは多摩川上流の河原周辺で行われたことをよく覚えています。真冬で最低気温3℃でスタッフがみんな厚手のコートを着込むなか、木村さんは素肌に真っ白なサラシを巻き、その上に薄い衣装を1枚羽織っただけの姿で1日通したことは忘れられないな。川に入るシーンで、はだしでバシャバシャ冷たい川に入っていく姿に、信長役に懸ける木村さんの意気込みを感じましたね」(当時を知る関係者)

 24年前、その作品で濃姫役を演じた中谷美紀(46才)は、今回、濃姫の筆頭侍女役を演じる。木村は現場で中谷に再会した瞬間に、「『殿!』と言われた」と明かした。

 今回、共演者のなかでも密にコミュニケーションを取っていたのは、信長まつりでも共演する伊藤だという。

「2人は『ヒデ』『先輩』と呼び合う間柄。木村さんは伊藤さんにプレゼントされた羽織を着て、毎日撮影現場に通っていました。撮影終わりには伊藤さんによくご飯に誘われていたそうですが、立ち飲み屋に誘われたときは『さすがに座りたい』と断ったそうです(笑い)」(前出・映画関係者)

 前回、信長の青春時代を演じてから24年。木村は本作の撮影中に信長が本能寺の変で命を落とした年齢と同じ、49才を迎えた。映画の公開は来年1月27日。その前に、木村が「信長まつり」でどんな信長を見せるかにも注目だ。

※女性セブン2022年11月3日号

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