今回の佐々木の馬には、新たに「強力な援軍」が加わる可能性もある。
「グランヴィノスの父親は北島の所有していたキタサンブラックなのです。キタサンブラックは現役引退後も種牡馬として良績を挙げており、今年10月に秋の天皇賞を勝利したイクイノックスもキタサンブラックの子供でした。2017年に同レースを勝ったキタサンブラックとの親子制覇ということもあり、北島さんもとても喜んでいて『キタサンブラックが走っていた時を思い出して興奮しました』とコメントを寄せています。今後クラシックレースをグランヴィノスが勝った場合、同様に北島のコメントが聞ける可能性もあります」(前出・競馬担当記者)
11月26日に出走する京都2歳ステークスは出世レースでもある。これまでの勝ち馬は三冠馬ナリタブライアン、近年では皐月賞とダービーで2着となり菊花賞を勝ったエピファネイアなどおり、このレースで快勝するようなら、一躍ダービー馬候補として名前が挙がることになる。佐々木と北島がダービー当日に歓喜の雄たけびを上げる……そんなドラマが来春見られるかは、11月26日のレースにかかっている。