【STEP1】ピローフィッターが聞き取り調査
現在使っている枕の感触や寝姿勢をはじめ、幼少期からの枕の遍歴、睡眠の悩み、起床時に気になることなどを質問し、その人に合う理想の枕を探る。
【STEP2】首のカーブの深さを測定
リラックスして立った状態で、自分に合う枕の高さに最も関係する頸椎弧(首の部分のカーブ)の深さを測定。野仲さんの頸椎弧は3.4cm。
【STEP3】自分に合う枕の高さを探す
頸椎弧の深さや体型などにより、理想的な枕の高さは異なる。低すぎる枕は、あごが上がってしまう。ちょうどよい高さの枕は、リラックスして立っている状態と同じような顔の角度を保つ。枕に頭をのせた状態で、枕と肩とマットの間に隙間が空きすぎていないことが理想的。ピローフィッターが手を差し込んで確認する。
【STEP4】頭をのせて心地よい感触を探す
異なる素材の枕を試し、感触や音など自分が最もリラックスできる素材を吟味。
【プロフィール】
野仲イサオ(のなか・いさお)/1959年生まれ、大分県出身。三谷幸喜が主宰した劇団「東京サンシャインボーイズ」に数多く客演し、テレビ・映画で活躍。NHK大河ドラマは『新選組!』『平清盛』などに出演し、放送中の『鎌倉殿の13人』で宿老13人の1人である二階堂行政を好演している。
撮影/藤岡雅樹 取材・文/上田千春
※週刊ポスト2022年12月16日号