●春日大社 奈良県奈良市春日野町160
称徳天皇の勅令で本殿が造営された。国家・国民の平和と繁栄を祈る祭が年間2200回以上行われ、中でも1200年以上続く「春日祭」は、天皇の代理の勅使が参向する。
●曼殊院 京都府京都市左京区一乗寺竹ノ内町42
平安時代に始まる天台宗の寺院で、室町期以降、皇室一門が住職を務める門跡寺院。離宮を営んだ智仁親王の子・良尚法親王が造営を手がけたため、桂離宮の美意識が取り入れられている。
●野宮神社 京都府京都市右京区嵯峨野宮町1
雅子さま、紀子さまがお参りし、懐妊された子宝神社。平安時代(800年頃)に建立されたといわれ、伊勢神宮に奉仕する斎王が伊勢に向かう前に潔斎をした「野宮」に由来する神社だと伝えられる。
●妙心寺 京都府京都市右京区花園妙心寺町1
14世紀に花園法皇が開いた皇室ゆかりの禅寺。日本最古の鐘楼がある法堂や、狩野探幽が描いた「雲龍図」など、日本の歴史文化に触れることできる展示品が多数置かれる。
●東大寺 奈良県奈良市雑司町406−1
奈良時代、聖武天皇が国力を尽くして建立した寺。1998年12月には奈良の文化財の一部としてユネスコ世界遺産に登録された。
※女性セブン2023年1月5・12日号