1979年3月、ウィーンで開催された世界選手権で、日本女子フィギュアスケート選手として史上初の銅メダルを獲得した渡部(時事通信フォト)
「もうお互いにいい歳ですし、相手が一般のサラリーマンであることと、入籍当時はスケート講師に専念しており、ほとんど芸能活動はしていなかったので、あえて公表の必要性はないと考えておりました。表立ってお話するつもりはありませんでしたが、今回だけ私からお話しさせていただきます。
主人とは7~8年くらい前から交際が始まり、籍にはこだわらないパートナーという関係でした。そんな時にコロナが蔓延して世の中が不安な時代に差し掛かり、二人に懐いている愛犬がいたのも大きく、2年前の9月にどちらとなく自然な流れで入籍しました。
私もいつしか今後を健康に暮らしてくためや、老後の不安などもあるので籍を入れたほうがいいと思うようになっていきました。結婚を機に自宅を建て直して生活を始めていますが、主人は転勤族でまだ完全な同居生活には至っていません。区切りの1つとして入籍しただけで、入籍したことは家族や会社など必要最小限にとどめておりました。
主人とは、お互いにゴルフや共通の趣味が多いので、これまで通り、二人三脚で静かで穏やかな日々を送りたいと思います」
引退から約40年。かつての氷上の妖精は、生涯のペアをみつけて再び人生を歩み始めていた。