国内

【薬剤師本音座談会】いい薬剤師の見分けかた ひとつの基準となる「認定薬剤師」の資格

薬剤師

いい薬剤師はどう見分ける?

 薬剤師といえば、誰よりも薬のことを熟知する専門家。しかし、直接患者を診察する医師とは違い、彼らが薬について多くを語ることはほとんどない。薬剤師たちは日々、薬局の窓口に立って薬を処方しながら、どんなことを考えているのか。書籍やテレビ番組では「名医」にスポットが当たるが、薬剤師にも「いい薬剤師」と「悪い薬剤師」がいるのは事実。どう見分ければければいいのか。現役の薬剤師3人が明かす。

【座談会に参加した現役薬剤師3人】
A子さん:大手薬局チェーンに勤める30代の薬剤師。
B夫さん:調剤薬局に勤める40代の薬剤師。
C美さん:個人薬局を経営する50代の薬剤師。

 * * *
A子:常に勉強を欠かさず、最新情報をアップデートしているのがいい薬剤師の条件でしょうか。それこそ、「AG1」を知らない薬剤師もいます。質問してみて見極めるのもアリです。

B夫:個人的には、「先発薬がいい」という患者にジェネリックをやたらとすすめてくる薬剤師は、そろばんをはじくことしか頭にない印象。

 ジェネリックの普及率を上げるために、各薬局のジェネリック使用率が高ければ報奨金が加算され、逆に使用率が低いと調剤報酬が減額されるというペナルティーがあります。だから薬局としてはジェネリックを増やす方が儲かるけれど、最終的に決定するのは患者ですよね。なのに「ジェネリックにしませんか」と“営業トーク”をしてくる薬剤師は患者のことを考えてない証拠です。

C美:「認定薬剤師」であることも、薬剤師を見分ける1つの判断基準になると思う。認定薬剤師は、定められた研修を受けることで「薬剤師にふさわしい資質の維持のための努力をしている」と認められた資格で、勉強をし続けている証拠ともいえる。名札に資格が書いてあるでしょうし、薬局で聞いてみるといい。

A子:確かに「認定薬剤師」の資格は時間がかかるし大変なので私はとっていません(苦笑)。

B夫:話をいくら親身に聞いてくれても、有益なアドバイスがない薬剤師はやめた方がいいと思う。何を聞いても「担当医が判断することだから」と答えずに逃げる薬剤師は、完全にアウトです。

関連記事

トピックス

歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン