井ノ原にとって、SMAPはいまも特別な存在だ。特に子供の頃から大親友と呼ぶ、香取への思いは熱い。
「香取さんも、井ノ原さんが社長に就任した際に『頑張ってほしい』とエールを送っていました。2人のつきあいはゆうに30年以上。入所時期は、香取さんの方が1年ほど早かったのですが、同級生ということもあり、すぐに親しくなったそうです」(芸能リポーター)
井ノ原がジャニーズに入所したのは1988年。当時、11才ながら結成したばかりのSMAPの一員だった香取が、大人にまじって堂々と振る舞う姿は、小学生の井ノ原にはまぶしく映った。
「井ノ原さんが仕事場の隅で遠慮がちにおとなしくしていたとき、香取さんは先輩たちの輪の中で漫画の『ドラゴンボール』を熟読したり、ミニカーで遊んだり自由にしていたそうです(笑い)。同い年だった香取さんとは話しやすく、『いま社会どこやってる?』と学校のこともよく話したとか。仲よくなってからは井ノ原さんの実家で遊ぶこともあったといいます」(テレビ局関係者)
同級生の交流に加わったのが、TOKIOの松岡昌宏(46才)だった。
「子供の頃、松岡さんは芸能界に憧れを抱く一方で、ジャニーズに入るのはとうてい無理だと思い込んでいたそうです。しかし、同い年の香取さんがテレビで活躍しているのを見て一念発起。事務所へ履歴書を送ったことが、デビューのきっかけになりました」(前出・テレビ局関係者)
それぞれがトップアイドルとして活躍するようになってからも3人の関係性は続いた。
「いまでもお互いの誕生日に連絡を取り合って、お祝いしているそうです。井ノ原さんが『自分がこの世界に入って、まだ不安しかないときに一緒にいた仲間っていうのは、ずっと続いているのかもしれない』と本音を吐露したこともありました。事務所を離れた香取さんとは会う機会が減ってしまったようですが、だからこそ偶然の出会いはうれしいでしょうね」(前出・芸能リポーター)
SMAPとV6が解散し、TOKIOが音楽活動を休止したことでそれぞれの針路は大きく変わったが、立場が変わっても3人の友情は変わらない。レジェンドたちの奇跡の再会。あの日、彼らの絆を目の当たりにしたJr.たちにもきっと大きな励みになったに違いない。
※女性セブン2023年3月2・9日号