独自の光触媒テクノロジーにより、「空気と水の浄化」に特化した製品を発信し続けるカルテック社。光触媒技術を駆使し、加湿器と美容機器の機能を兼ね備えた、世界初(貯水するトレー内に光触媒を搭載したものでは世界初。2022年12月時点、同社調べ)の美容加湿器『Yuragi 潤水 プルミエール』が最新製品だ。
光触媒とは、光を吸収して化学反応を促す物質の総称だ。
「酸化チタンをコーティングした光触媒フィルターに可視光LEDを照射すると、接触したウイルスや菌、ニオイ成分が分解され(すべてのウイルス・菌・ニオイ成分については検証していない)、澄んだ空気となって排出されます。
この原理を応用し、4年の歳月をかけて、水中に含まれる有害な細菌を光触媒で分解するメカニズムを解明。安心で安全な水を作り出すことに成功しました【※】」(技術本部・原園豊洋さん、以下同)
【※専用カートリッジを経た水道水を「光触媒有/無」の状態で放置。光触媒有りの場合、14日後の菌発生数は厚生労働省が定める水道水の水質基準に対し、91%減。厚労省による水道水の水質基準は100CFU/mL以下】
上部から注ぎ入れた水道水は、専用カートリッジを経て残留塩素(カルキ)などが取り除かれ、pH4.5~6.5という肌や髪と同じ弱酸性になる。WHO(世界保健機関)の基準では硬度60mg/L未満を軟水としているが、本製品から生み出される水の硬度は3~9程度の“超軟水”。それがミスト状になり、空間に噴霧される。
加湿器には「超音波式」「スチーム式」「気化式」などがあるが、本製品は超音波式だ。このタイプは手入れを怠ると、雑菌が繁殖しやすいというデメリットがある。その点は、どうクリアしたのだろうか。
「電源を常時オンにすれば、光触媒プレートが菌の繁殖を抑制します。毎日水の入れ替えや洗浄をしなくても内部が衛生的に保たれ、常にクリーンな水を噴霧します」