事件が起きた店は現在、営業を止めている

事件が起きた店は現在、営業を停止している

 事件があった店は、110分で入浴料2万7500円、総額6万7500円という老舗の高級店。公式サイトには、女性たちの写真とともに、チャームポイントや接客スタイルが記されていた。そうした店で“恋人風”の営業スタイルをとることは珍しくもないし、殺害する理由になどならない。

 しかし、別の吉原関係者は、次のような不安を口にする。

「今回の事件の背景にどんなトラブルがあったのかはわからないが、他のお店や女性たちに与える影響は大きいでしょう。

 最近ではSNSを通じて客やファンとつながるのも嬢の仕事の一部になっていて、事件のあったお店の子たちもSNSをやっている子は多かった。いわば、ネット上で多くのフォロワーを持つような憧れの女性と、お金を払えば“恋人風”の接客が受けられて濃厚なプレイができるということで男性の心をくすぐっているわけです。近年は、それが客と嬢の関係を複雑にしている面があります。事件を受けて、多くの店の女の子たちは動揺すると思います」

 警察は、男の回復を待って動機などを慎重に捜査する方針だ。

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