公用車を運転していた女性職員(27)に暴行をくわえたとして、千葉県長生村の村議会議長・東間永次容疑者(77)が傷害の疑いで逮捕された。全国紙社会部記者が語る。
「事件が起きたのは4月7日の午後10時過ぎ。この日は職員の歓送迎会があり、帰宅途中の公用車内でのことでした。車には議長の東間容疑者と運転手の女性職員を含め関係者が計6人乗っていた。酒に酔っていた東間容疑者は後部座席に座り、後ろから運転していた女性職員の髪を引っ張ったり、首をシートベルトで締める、左腕を殴るなど暴行をくわえ、全治2週間のケガを負わせた疑いです」
東間容疑者は長生村議会で最も当選回数が多く、9期33年にわたって議員を務めていた。去年の選挙でも無投票で当選。“地元のドン”として有名な人物だったという。村議会関係者がこう明かす。
「議長は元々タクシーの運転手で、事業所の所長をやりながら議員もやっていた人。父親や祖父は政治家というわけではなく、叩き上げ。酒席に顔を出すのが好きで、ビールをよく飲み、長っ尻(なかなか帰らない)タイプです」
また、東間容疑者は長生村の観光協会の会長も務めていた。協会関係者はこう口にする。
「この5月5日にも地元の有力者らが参加する観光協会主催のチャリティーゴルフ大会があって、元気にスタートを見送ったり、表彰式で挨拶してましたよ。当人はゴルフしないんですけどね。歳を感じさせず、すこぶる元気な印象」
協会に話を聞くと、「観光協会の主な仕事としては8月に盆踊り大会を開催することで、その運営費を集めるためにチャリティーゴルフ大会を行なっています。今年の2月と5月の大会に議長も出席しています。しかし、議長が絡んだトラブルなどは聞いておりません」という。